救急時のワンポイントアドバイス

覚えておきたい、もしものときの救急アドバイス!

1.倒れている人の容体の見方

  1. 意識があるかないか
    耳元で名前を呼んだり、肩をやさしくたたいてみる。反応が無いときは呼吸が出来なくなる事があるので、すぐに気道の開放をする。
  2. 呼吸があるかないか
    呼吸のチェックは自分のほおを倒れている人の口に近づけて口や鼻の空気の吐き出しを調べる。それと同時に目でも胸の上下の動きを確かめ、呼吸がなかったり不規則ならばただちに気道を開放し、口対口の人工呼吸を。
  3. 脈があるかないか
    意識を失っている人の脈停止(心停止)確認するのは手首では難しいこともあります。この場合、大人は頚動脈か大腿動脈で、1歳くらいまでの乳児はの場合には上腕動脈か大腿動脈で、人差し指と中指をそろえて軽く当て拍動が触れるか触れないかを、5秒かけて判断する。
  4. 大出血があるかないか
    動脈からの出血は鮮紅色の血液がピュッピュッと吹き出します。静脈からは暗赤色の血液が、じわじわと流れ出てきます。毛細血管からの血液は、にじみ出る感じです。

2.出血をしているが、どんなタイプの出血かを判断する。

  1. 鮮紅色で吹き出しているのは、動脈の大出血ですから危険です。
  2. 暗赤色でわき出ている場合は静脈の出血、大出血となります。
  3. にじみでるような出血は、血漿の働きによって自然に止血します。
  4. 耳や鼻からの出血は内傷出血で、意識がない状態は危険です。
  5. 口からの出血は肺結核による喀血(かっけつ)や、胃潰瘍による吐血があります。

3.直接圧迫止血法を行う。

  1. 心臓に近い動脈を指や手の平で骨に向かって抑えるのが、指圧止血で一般的です。
  2. 傷口にガーゼやハンカチをあてて強く押さえる(圧迫)。何もなければ手で直接傷口を押さえます。傷口を心臓より高くしておけば、出血を少なくできます。 出血がおさまってきたら、包帯・三角巾などでガーゼの上からしっかり巻きます。 包帯やガーゼの代わりに脱脂綿やティッシュペーパーを当てると、傷口に細かい繊維が付着し、化膿の原因となり治りにくくなります。 大出血の場合には前項程度の止血法ではなかなか血は止まりません。そこで傷口から心臓に近い箇所に止血帯を巻くことになります。タオル、スカーフ、ネクタイ等も活用できます。止血帯としての応急材料を使用するときは、幅が3〜5センチメートル以上のものを用い、必ず止血した時間を記入しておきましょう。また血管を締め付けることで血行が止まり、血が届かない部分は壊死してしまうおそれがありますので30分に一度血液がにじみ出る程度緩めましょう。

4.のどに物がつまった

  1. せきこんでも意識は普通 - 咳を続けさせる。
  2. 意識は普通でせきができない − 背中を平手で叩く、患者の背中、 肩甲骨の間をすばやく3〜4回叩きます。(背部叩打法)
  3. のどをつまらせ意識がない、背部叩打法を応用せねばなりませんが、この場合倒れたままなので、横向きにさせて背中を叩いてください。
     成人で意識のない場合には、顔を横にして人差し指を口の中に入れ、物が口の中に戻ってないか調べてください。物が指にひっかかった時は、かきだすようにして取り出します。

5.やけど

  1. やけどをした時のとっさの行動は、水で冷やすことです。
    水の中で冷やしつづけると皮膚の炎症はかなり抑えることができて有効な治療法になります。一応の目安は10〜15分位で、以後は医師に診てもらいましょう。
  2. 衣服が燃え火傷を負った時は、服を脱がせると皮膚が付着したまま損傷はいっそう拡大、重症になります。(水疱はつぶしたり剥がしたりしない)。着たまま水をかけ続けて冷やしたあと、病院に運びます。市販のやけど薬も、医師の指示を受けてから使用すると良いでしょう。

6.日射病・熱射病・熱疲労

  1. 日射病は気温の高いとき、直射日光に長時間さらされた場合に起こります。子供の外遊び、屋外労働、スポーツなどです。体温調整の機能が失われます。
  2. 熱射病は、高温の室内で長時間労働したとき、野外駐車で密閉した車内に幼児などを寝かせたまま放置した場合などです。体温調整の機能が失われます。まず体温を下げることが重要です。屋外ならば日陰の涼しい風通しの良い場所に運び上着などは脱がせてベルトもゆるめます。水に濡らしたタオル等を全身に当てて冷やしながら風を送ってやります。冷房のある室内、扇風機等があれば体温は効果的に下がるでしょう。
  3. 熱疲労は高温多湿の状態で、長時間汗をかき続けると起きます。蒸気の多い作業場、風呂に永く入りすぎた時も、この状態になります。汗がひどく出るため、水分と塩分を失い体の抹消血管に血液がうまく行き渡らなくなって起こるのが熱疲労です。熱疲労の応急手当は日射病、熱射病と同様で、その他頭を低くし、足は20〜30センチ高く頭と体に濡らした冷たいタオルなどを当てます。吐き気がない場合は、冷たい食塩水を与えます。

7.動物によるケガ・咬傷と刺傷

  1. 犬やペットに本気で咬まれた時は、細菌感染を心配しなくてはなりません。傷口を水道水でよく洗い、オキシドールやヒビテン液など色の付いてない薬剤で消毒します。消毒を終え、清潔なガーゼなどで傷口を押さえなるべく早く医師の手当てを受けましょう。
  2. 皮膚がはがれていたり腫れてきたときは、冷やしながらかならず病院に行くことです。 ヘビに咬まれると、動揺するため血流が早くなります。これをおさえなければ毒もまた、速い鼓動 とともに全身に回ってしまいます。出来るだけ心身ともに安静を保つことが大事です。
  3. 傷口に口をあてて血を吸い取り必ず吐き捨てます。血に混じった毒液のもっともポピュラーな処分法です。
  4. 咬まれた部位から数センチ心臓よりにハンカチ、タオル等で縛り毒のまわりを防ぎます。 あまり強く縛らないこと。指の付け根を他の指で押さえ圧迫します。
  5. 傷口は、腫れと毒のまわりをおさえるため、濡れタオルなどで冷やします。 手当てが終わったら、なるべく早く病院へ送ります。

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